2022年の1月3日、在日ロヒンギャ協会の皆さんと新年を祝うためIAFAの代表理事が館林を訪れ、難民となっている方々が一日も早くミャンマーに戻れること、日本とミャンマーの友好を願いました。 今、2021年2月1日の軍のクーデターから1年経ちましたが、ミャンマーでは民主化を求める市民の抗議活動が弾圧を受けながらも続き、国連安保理は2日、軍による非常事態宣言が続いていることに深い懸念を示す声明を発表しました。ただしミャンマーの問題は、クーデター以前に戻ればいいという訳ではなく、従来からあるロヒンギャ迫害問題も共に解決しなくてはならないというところにあります。 1990年代から始まる弾圧と2017年の大虐殺で、ロヒンギャ難民の数は一気に増え、世界中に100万人を超えました。隣国バングラディシュのコックスバザールのロヒンギャキャンプでは、昨年から洪水や火災が相次ぎ、1月にも暖房の火の引火などから数件の火事が起きています。 次から次へと災難が降りかかってきますが、ロヒンギャの若者たちの未来が明るいものであるようにIAFAで募金などを通じて応援しています。先日も日本から送金したところ、現地協力者の方が毛布や服をキャンプに届けてくれました。一日も早く、ロヒンギャの若者が就学就労の機会を得て、安心した暮らしを送れるようになることを願っています。 *写真は、支援しているロヒンギャ難民キャンプの若者(安全の為に匿名)が送ってくれました。一番下の写真は、2022年1月3日に、館林のアジア・チャリティ・ジャパンの事務所で、在日ビルマ・ロヒンギャ協会の皆さんと撮ったものです。
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九州大学図書館の主催する「図書館と社会融合:社会に開かれた情報資源」のシンポジウムで、IAFAとして「図書館とSDGs」と題した発表を行いました。
IAFAのメンバー4人で、「スマイルブックプロジェクト」や「IN(Inclusive Narrative) アクションプロジェクト」、2020年に実施した「国連75周年グローバルカンバセーション」や「ロヒンギャを考える会」などについて、SDGsと本/情報に関わるとお話をさせて頂きました。SDGsへの取り組みを介して、図書館が世界につながる学びの場になっていくといいですね。 IAFA(Inclusive Action For All)では、「ソンダー」(=見知らぬ他者にもそれぞれ自分が主人公の人生があると知る事)についての研究をしていますが、この度アンケートを実施いたします。
ぜひ皆様にもこのアンケートに答えて頂ければと思います。下記のURLから入れますので、何卒よろしくお願いいたします。 日本語版:ソンダーに関するアンケート or https://forms.gle/po8nJtUKrmcbTcZ58 英語版:Survey of "Sonder” or https://forms.gle/6updgF8LuHLRtMBbA コロナで国連などの教育サービスがストップになったり、火事や洪水で大変になっているロヒンギャ難民キャンプへ、教育支援物資が届きました!IAFAのジュニアフェローが中心となった募金活動や有志の方からの善意で、この支援は実現しました。
IAFAが支援しているのは、Rohingya Student Unity Rights(RSUR)という若者のグループで、7歳から12歳の子どもたちに、英語や算数やロヒンギャの生活様式を教えたりしています。テキストやノートやペンやホワイトボードなどの教育物資が届いたと、喜びと感謝のメッセージを送ってくれました。 ロヒンギャキャンプの若者や子どもたちと日本の若者との交流も、これからもっと進めていきたいと思います。高校生や若い世代がこうしたことに関心をもって何かできることはないかと活動しているところに、ソンダーが見いだせるのではと思います。 IAFA (Inclusive Action For All)に集められた、高校生やお志のある方からの寄付金によって購入した教育物資を、コックスバザールにあるロヒンギャ難民キャンプに運ぶバスに乗り込んだという連絡が、バングラディシュの協力者からありました。
バングラディシュは、コロナによる長いロックダウンがありましたので、久しぶりの支援となります。この間にも、ミャンマー情勢の変化、大洪水、8月25日の虐殺メモリアルなどいろいろありました。ロヒンギャの皆さんが、早く安住の地に戻れますよう、特に子どもたちがちゃんと教育を受けられますよう、IAFAは応援していきたいと思います。 7月17日(土)の20時から(日本時間)、約1時間半、ソンダー(≒共感理解力。道行く他者にも、それぞれ自分と同じように大切な人生があることに気づくこと)に関するウェブイベントを開催します。
関心のある方はどなたでも参加可能です。ぜひ、ソンダーについて話し合いましょう! 日 時:7月17日(土) 20:00~21:30(日本時間) 定 員:60名 参加費:無料(Zoom)・ソンダーに関心のある方 お申し込み:https://forms.gle/h6NVPcTS8YgtsAsi9 お申し込みされた方に、前日までにZOOMのアドレスをお伝えいたします。ソンダーについて、一緒に考えていけたらと思いますので、ご参加の程よろしくお願いいたします!
この度、「ソンダー」研究のクラウドファンディング期間が終了し、67人の皆様から649,901円のご支援をいただきました。ご協力に心から感謝いたします。 クラウドファンディングの期間中は、ボストン日本女性の会で「ソンダー」に関する講演したり、朝日新聞デジタル論座で「ソンダー」のクラファンに関する記事を書いたり、Academist BARで「ソンダー」について語ったり、こちらの「コメント」欄を通して返信したりなど、「ソンダー」について知って頂く機会をいくつも持たせていただき心から感謝いたします。 そうした中で、皆様から「ソンダー」に対する大きな関心をうかがったり、ご自身の関心領域に引き寄せて考えて頂いたりして、当方も大変勉強になりました。近接概念のシンパシー、エンパシー、コンパッション、ソーシャルキャピタルなどとの近さや遠さ、具体的な実践や現れなど、研究へのヒントとなることも沢山ありました。 分断や抑圧が横行するこの時代において、よりよい社会を構想し、そして実践してゆこうとする「心の在り方」としての「ソンダー」(=自分と同じように他者を尊重し、それぞれの人生の物語に思いを寄せる)を、現象の中に見出し、「ソンダー」を育む環境についても構想できるような研究を、IAFAの仲間と共に探求していきたいと思います。 7月には、ソンダーに関するイベントを開催する予定です。詳細は追ってお知らせいたします。 進捗状況を適宜ご紹介していきますので、今後もどうぞよろしくお願いいたします!! この度、「ソンダー」研究のご支援が目標に達しました!皆様のご協力に心から感謝いたします。
分断や抑圧が横行するこの時代において、よりよい社会を構想し、そして実践してゆこうとする「心の在り方」としての「ソンダー」(=自分と同じように他者を尊重し、それぞれの人生の物語に思いを寄せる)を、IAFAの仲間と共に探求していきます。 人はどんな時に「ソンダー」に気づくのか、どのようにしたら「ソンダー」を得ることができるのかを明らかにして、現代社会を動かす重要な要素として、教育や人材育成などに役立てていきたいと思います。 進捗状況を適宜ご紹介していきますので、今後もどうぞよろしくお願いいたします!!ここをクリックして編集する. 5月9日(日)10:00-11:30に、IAFA主催の英文レジュメ講座を開催しました。IAFA理事やフェローが講師となり、海外の大学や大学院を目指す高校生、研究機関に就職を希望する学生が参加してくれました。ぜひ、皆さんに世界に羽ばたいてほしいと思います。
「ボストン日本女性の会」のセミナーで、5月7日(ボストン時間)/5月8日(日本時間)、IAFAの紹介と「ソンダー」研究についてIAFAメンバーが発表し、約18名が参加してくださいました。
https://jwcbboston.wordpress.com/ ーーーーーーーーーーーーーーー 「ボストン日本女性の会」様からのご感想 今回、”ソンダー” という言葉を初めて聞く参加者も多かったのですが、講演終了後には、何かボンヤリとしていた理解が世界の出来事や自己の経験とどこかで繋がって、ストンと腑に落ちた方も多くみられました。 ソンダー~道行く他者も、自分と同じように人生の主人公であることに気づき、他者を尊重しそれぞれの人生の物語に思いを寄せる~ ”気づき”、”他者を尊重”。 まさに、まずは一人ひとりの心の在り方について見つめなおす大事な時なのかもしれませんね。 ーーーーーーーーーーーーーーー IAFAにとっても、とても勉強になる素晴らしい機会でした。 「ボストン日本女性の会」の皆様、ありがとうございました! |